ここ数年、「田舎暮らし」に憧れる若者が急増しているといわれます。農学部の人気も高くなり、リクルートが開催する「UターンIターンフェア」には、毎回数千人の若者が詰めかけます。定年を間近にひかえ、第2の人生はもう少し落ち着いたところで送りたいという、高年齢の人なら、田舎に住みたいと思うのもわかるでしょう。しかし現在は、若者が、田舎暮らしに憧れているというのです。
詳しい事情はわかりませんが、大きな価値観の変化が、若者のあいだで生まれているのは、間違いないといえるでしょう。
田舎暮らしに憧れる若者は、「都会での仕事にやりがいが見つけられない」といいます。
以前なら、さまざまな人や仕事、情報がある都会のほうが、自分がやりがいのある仕事を見つけられると思うのが普通だったでしょう。しかし最近では、明らかにそうではない若者が増えているのです。
ただ現在のところ、都会と田舎では、やはり収入格差が大きいことや、田舎の側での受け入れ態勢がしっかり整っていないこと、田舎での仕事の求人情報が、きちんと集約されていないことなどの理由から、大きな社会現象となっているとは言いがたいところもありますが、事情を知っている人達のあいだでは、「変化はまちがいなく起こっている」と言われています。
しかし日本はこれまで、あまりに都会に集中しすぎだったということもできるでしょう。若者が田舎へ回帰することは、いいことだといえるのかもしれません。
田舎暮らしのメリット・デメリット
田舎暮らしに憧れる若者が、ここ数年で急増しているといわれています。以前ならば、若者は無条件に都会に憧れ、若者が皆出て行ってしまった田舎の町は過疎になってしまうのが普通だったでしょう。しかし最近では若者が、「都会では自分のやりがいのある仕事が見つけられない」と、田舎へもどる例が増えているというのです。
田舎のメリットは、やはり何といっても、自然が豊かなことでしょう。
山があり、川があり、海がある。空気も澄み、食べ物もおいしい。コンクリートのビルディグばかりとなってしまっている都会では、考えられないことですね。そのような自然の中に住んでいますから、人もおおらかで優しいのも田舎の特徴でしょう。
また田舎で暮らせば、都会にくらべ、お金がかかりません。とにかく物価が安いので、家賃や食費、駐車場代などがかからず、都会にくらべて生活が楽になるといえるでしょう。
ただもちろん、田舎暮らしにもデメリットはあるのはいうまでもありません。まず交通が不便です。都会のように公共交通機関が発達していません。電車が通るのが、1日に3本しかないということも、決して珍しくありません。ですから車を所有しないと、どこへも行けないことになってしまいます。
また娯楽が少ないのも、田舎のデメリットでしょう。都会のように、すぐに映画を見に行ったり、さまざまな芸術に触れたりなどということは、田舎にいると、どうしてもむずかしいことになってしまうのは、仕方が無いことかもしれません。